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いまSEALDs(Students Emergency Action for Liberal Democracy -s:自由と民主主義のための学生緊急行動)という若者たちのグループが注目されている。
今年の5月からSEALDsを名乗るようになったが、不意に出てきたわけではない。一昨年の秘密保護法の強行採決や去年の集団的自衛権容認の閣議決定などに、これはひどいことになると危機感をもち、学生有志でSASPL名で活動してきた(「秘密保護法に反対するがくせい有志の会」)。それがこの春、ヴァージョンアプして本格活動を始めたのだ。
今までの政治運動とはまったく違って、どんな組織や思想潮流とも関係がない。自由な発想に立っている。だが、今の日本、とりわけ安倍政権が代表する日本の政治が、若い世代の「ふつうの生活」の土台そのものを巻き込んで、彼らの「未来」を奪い去ろうとしていることに、肌身で危機感を抱き、それを不当だと感じる者たちが集って、自分たちで新しい運動を始めようと立ち上がったのだ。
その思いを集約したのが「民主主義って何だ?」という疑問だ。この国は民主主義のはずなのに、自分たちが主役のはずなのに、こんなことになっていいのか?いい加減の、カラクリだらけの選挙で議席さえ取れば、勝手に「国民」を巻き込んで何でも決めていいのか?馬鹿にするな!だったらここで「民主主義をやってやろうじゃないか! これが民主主義だ!」と。
それがこの運動の核だ。"This is what democracy looks like".
「平和」という語をちりばめた「戦争法案」は、日本を「戦争ができる国」にするというが、そのとき「戦争」に駆り出されるのは若者たちだ。だが「戦争をしたがる」政治家や官僚は「大本営」で座って命令するつもりでおり、戦争することを自分たちの「手柄」にしようとする(失敗したらそれは「国民」のせいにされる)。そのうえ、若者がいやでも兵隊にならなければならないように、失業や派遣労働でブラック企業を蔓延させ、おまけに奨学金までサラ金化して追い込んでいる。
ふざけんな!ということだ。「国際情勢の変化」とか言って中国との対立を煽るが、近隣諸国と仲良くするという最良の「安全保障」の努力はは全くする気がない。そんな政治家の陰で、外務省は誰のために働いているのか、ということだ。国外に危機があるというが、最大の危機はこんな「亡国」政権を作ってしまった日本の内にこそある。
そしてかれらは「絶対止める!民主主義ってこれだ!と見せてやる」と本気で構えている。ここも従来の組織的運動と違うところだ。強行採決なんかやっても、社会の空気を変えて、安倍政権を屋台骨から崩してやる、と考えている。「民主主義ってこれだ!」と。
彼らの姿をみていると、こんな若者たちを最前線に立たせて申し訳ない、と年寄りは思うが、そんな年寄りの冷や水も排除しないどころか、分裂しがちな年寄りやその組織のすべても「尊重」し、自分たちが繋ぎになってすべての力を「生かして」ゆこうとする。謙虚さと自負とがひとつに溶け合った、そんな「柔らかさ」が彼らにはある。そして「あたりまえ」に、誰より日本の社会の問題を感じとってもいる。それを克服するために、雨の日も風の日も、不退転で場を作り、「大人」たちも迎え、声をからして叫び続ける。オレたち、ワタシたちは本気だ!と。
(*昨日15日の夜の集会でも、「大人」たちが国会前を埋め尽くす人びとの前でスピーチ"させしもらって"いた。だがその中に、エラそうな人もいた。自分たちはタタカッたつもりかもしれないが、若者たちに説教垂れようとする。でも、ここに集まっている連中を前に言うなよ!というたぐいの話だ。来ていない者に言えというたぐいの。そんなオマエに発言の場を作ってくれているのはこの若者たちじゃないか、カエレッと怒鳴りたくなったが、イケナイ、仲間割れはやめようと控えた。)
「言うこと聞かせる番だ、オレたちが!」
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